今年もよろしくお願いします。
『夜組』いよいよ明日から。
ご来場お待ちしてます。
☆☆☆☆☆
1/13(金)-23(月)
The end of company
ジエン社 第11回公演
『夜組』
脚本・演出:山本健介
池袋シアターKASSAIにて
【ショートカットする方はこちら!】
【出演(五十音順)】
伊神忠聡
兎洞大
蒲池柚番
高橋ルネ(ECHOES)
寺内淳志
中野あき(ECHOES)
由かほる(青年団)
善積元
【タイムテーブル】
2017/1/13(金)-1/23(月)
1/13金 19:30開演
14土 14:00/19:00☆
15日 14:00/19:00
16月 19:30
17火 19:30★
18水 19:30
19木 19:30
20金 19:30
21土 14:00/19:00
22日 14:00/19:00
23月 15:00
星印は終演後イベントあり
☆…山本健介と出演者数名でのトーク
★…佐々木敦さん(批評家/HEADZ)と山本健介(ジエン社主宰)によるトーク
全15公演。上演時間は約1時間30分(予定)。
開演時刻の60分前より受付を開始、30分前より開場します。
(なお、開場中から舞台の上に人物のいる演出があるようです。気になる方はお早めにご来場ください)
【チケット料金】
予約:3,400円
当日:3,900円
高校生割引(要学生証・要予約):1,000円
料金は当日受付にてお支払いいただきます。
全席自由、当日受付順での入場になります。
【ご予約】
こちらのフォームお名前・日時・枚数・ご連絡先をご入力下さい。
→https://www.quartet-online.net/ticket/yorugumi-jiensha?m=0eajhgg
また、直接日時・人数をお伝えいただいても構いません。
フォームからの予約受付は空席があれば当日0時まで受け付けています。
もし当日いらっしゃる場合は直接ご連絡下さい。
【会場】
シアターKASSAI
東京都豊島区東池袋1-45-2
池袋駅より徒歩6分
アクセス詳細は劇場ウェブサイトをご覧ください
→http://www.kassaikikaku.co.jp/ACCESS.html
【スタッフ】
舞台美術:泉真
舞台監督:吉成生子
照明:みなみあかり(ACoRD)
音響:田中亮大
衣装:正金彩
宣伝美術:サノアヤコ
総務:吉田麻美
WEB:岡崎龍夫
写真:刑部準也
演出助手:萩野あやこ
制作補:柏木健太郎
制作:土肥天
協力・ECHOES
【あらすじ】
夜に起きるようになってしまってから、数か月経つ。
起きるのはたいてい、相撲中継が終わったあとだ。夏の間はそれでも日が差している時間もあったが、この季節になると寒さとともに、街は喪に服したような昏さになる。
川の近くの街だ。
電力は制限される前から、この街の夜はもともと昏い。この昏さの中、『死んでるさん』と呼ばれる死者が徘徊していると聞いたが、俺はいまだに出くわしたことがない。
川の近くに、キリン型の鉄塔がある。
そのキリン型の鉄塔の近くに、携帯型ラジオを持っていく。夜、その鉄塔の付近でのみ、声を拾えるラジオがあるのだ。俺はその声を聴きに行く。
「家族! ……本当の家族には言えないあなたの日常を送ってください。採用された方には、ひょんめんみゃんもんすう、もうぺんはるもにあ、あごす、よごるよごろてりあ、まくろまふすう……」
深夜のラジオだ。時々、人間ではない違う生き物の言葉も入ってくるのは、この鉄塔が気持ち悪いせいだと思う。
「本当の家族には言えないあなたの日常」を送るという、そういう趣旨のコーナーにもかかわらず、投稿リスナーたちは次から次へと、ありえないシュールな日常を送ってくる。投稿のあまりの狂いっぷりに、パーソナリティの二人は笑い続ける。狂った言葉と、笑い声が、死体の匂いのする川の、小さい範囲に響いている。なぜこのラジオは、ここで聞けるのか。そもそも電力が制限されている中、深夜に聞けるラジオなんて、どうして存在できるのだろう。こんなに人が死んでいるさなか、どうして俺はまたここに、ラジオを聞きに来たんだろう。
向こう側で、誰かがこっちを見ている。昏くてよくはわからない。見ることはできない。ただ、存在するときに立てるわずかな音と、気配で、
何かがいるようなことだけはわかるのだ。
俺は思った。あいつも、俺も、「夜組」なんじゃないか、と。
【お問い合わせ先】
メール:jiensya@hotmail.co.jp
お電話:090-5309-2001(公演期間中のみ)
【最新情報はジエン社ウェブサイトまでどうぞ!】
http://elegirl.net/jiensha/no11yorugumi
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