2018/08/24

【出演情報】早稲田小劇場どらま館×遊園地再生事業団『14歳の国』(作・演出:宮沢章夫)2018.9.14(金)〜10.1(月)

早稲田小劇場どらま館×遊園地再生事業団
『14歳の国』
2018年9月14日(金)〜10月1日(月)
@早稲田小劇場どらま館

特設サイトはこちら → https://14year-olds.roa-polo.com/

【作・演出】宮沢章夫

【出演】
大場みなみ
踊り子あり(はえぎわ
笠木泉
谷川清美(演劇集団円
善積元

【公演日程】
9/14(金)★19:00 和久田賴男(白水社
9/15(土)14:00/★19:00 大根仁(映画監督)
9/16(日)14:00/★19:00 松原俊太郎(作家)
9/17(月・祝)15:00
9/18(火)休演日
9/19(水)★15:00 山本健介(ジエン社主宰)
9/20(木)★19:00 やついいちろう(エレキコミック
9/21(金)★19:00 岡室美奈子(早稲田大学文学学術院教授)
9/22(土)14:0019:00
9/23(日・祝)★19:00 桜井圭介(音楽家・ダンス批評家)
9/24(月・休)15:00
9/25(火)休演日
9/26(水)★15:00 佐々木敦(批評家・HEADZ主宰)
9/27(木)19:00
9/28(金)19:00
9/29(土)14:0019:00
9/30(日)15:00
10/1(月)15:00
★印は終演後トークあり
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前。

【会場】
早稲田小劇場どらま館
東京都新宿区戸塚町1-101-3
・東京メトロ東西線「早稲田」駅から徒歩5分
・都電荒川線「早稲田」駅から徒歩10分
・東京メトロ副都心線「西早稲田」駅から徒歩15分
・JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場」駅から都営バス(「早大正門」行き)7〜12分、「馬場下町」バス停から徒歩3分 → バスで行くどらま館

【チケット料金】(当日精算・全席自由・整理番号付)
一般:(予約)3,800円 (当日)4,000円
学生:2,300円
早大生:1,000円
※学生・早大生チケットは枚数限定

【チケット予約】
特設サイトの予約ページからご予約下さい。
→ https://14year-olds.roa-polo.com/ticket/

【スタッフ】
音楽:桜井圭介
舞台監督:黒澤多生、伊藤新
舞台監督補佐:金岡大樹
舞台美術:佐々木文美
照明:小駒豪、高橋かおり
音響:和田匡史
小道具・学生指導:海老原翠
宣伝美術・web:相馬称
チラシ表面書影:宮沢章夫『14歳の国』白水社刊(装丁:斉藤いづみ)
記録:佐藤駿
スチール:坂内太
演出助手:大塚健太郎、高本彩恵、小林優太郎
衣装部:澤田靖子
制作:足立悠子
制作補佐:加治木仁美、矢島万智歩
当日制作:伊勢崎綾香
劇場制作:宮崎晋太朗
企画責任者:大前研二
協力:エースエージェントエコーズ演劇集団円はえぎわNow Fashion Agency、早稲田中学校高等学校、新宿区立牛込第二中学校
製作:遊園地再生事業団、早稲田小劇場どらま館運営協議会

 

【2018.9.1更新】トークゲスト情報を更新しました。
【2018.9.3更新】トークゲスト情報を更新しました。
【2018.9.12更新】トークゲスト情報を更新しました。

2018/08/17

Think!

つい先日(大学に潜り込んで見せてもらったビデオでジョン・ベルーシが気になったのをキッカケにして)Amazonプライムビデオでブルースブラザーズを見たばっかりだったので、亡くなったというニュースが入ってきたアレサ・フランクリンの印象はまだ鮮烈に残っている。

アレサ・フランクリン、はなにしろ有名かつ歴史的な存在なので、十代の終わりか二十代のはじめごろに"お勉強"的にベストアルバムを借りたものだったけれど、いやもちろんそういう姿勢がまるきりダメというんでもないんだけれど、ことここに至って大事なのはそういうことじゃないんだ!とブルースブラザーズを見た後の私は言いたい。この声が聞こえてるか!ってことだよ。つくづく十代のうちから物事の核心をつかんでる人がうらやましい。いまだに私は自分を少しずつましにしようとあくせくしてるんだから。まいっちゃう。



さてあのなんだかガチャガチャした食堂のシーン(↑このサムネイル超かっこよくないですか!)、楽曲とパフォーマンスも最高なんだけど、なんていうか、「めちゃくちゃノリノリの人」と「ちょっと乗ってる人」と「食堂にいる人の演技をし続けている人」と「カウンターの上でサックス吹き出す人」が渾然一体となっている様子がすごい。
それもきちんと区分けされてるわけでもない(と思う)。
アレサの周りで歌って踊る三人組は始終踊っているものの、いわゆるミュージカル調に揃えたガチガチの動きをするのではないのがキュート(本業はコーラスの人たちなんじゃなかろうか)。また壁際のテーブル席で食事中の客たちが近距離に三組見えているところが面白くて、カウンター側から見て左の一組は基本的に囃し立てるぐらいの感じでだいたい常に音楽に参加しているのだが(立ち上がって踊ることもある)、真ん中はノリノリだったり食事に集中したりがまちまち、右の一組に至っては音楽スルーで完全に「食堂の客」芝居を続けており、一体どうしてみんなそんなに自由なのよ、という気持ちになる。
そしてそのレイヤーを行き来するのがブルースブラザーズの二人で、飄々とダンサーに加わったり端っこで小さくなったり成り行きをぼーっと眺めたりしているのが、最高にデタラメ。彼らがうろうろするおかげで、このシーンのフリーダムっぷりがビシビシ伝わってくる。で、このめちゃくちゃに一本筋を通しているのはひたすら音楽だ。曲終わりの"THINK!"が何しろかっこいい。見事なオチ。
ジョン・ベルーシもギター弾きの夫マット・マーフィーもおかみさんアレサももうこの世にいないのだけれども、この映像はいまもあって、これからも残るんだよなー…

で、このシーン(と、JBの教会で「バンドだ!」って文字通り天啓に打たれるところ。トランポリン最高。)見てて思ったのは、これ、俺の大好きなパラッパラッパーじゃん!ということなんですよ!
って2018年になって言い出す人間は他にいるんだろうか。
出来事の組み立てはあれこれ強引というかもはやそれ自体ギャグなんだけど、音楽がバッチリ道筋をつけ、かつそれぞれの温度感は全然バラバラで、ゆえに画面の端っこのほうまで生き生きしてる。自由。
ブルースブラザーズ、パラッパラッパー。ひとつの極として「愛嬌、デタラメ、音楽!」的な好み、めっちゃある。あらためて心に沁みいったっス。アレサ先生ありがとう。
(「詩、存在、沈黙…」みたいなテイストもまったく無関係というわけではなくて、実はちょうどひっくり返したところにあるのかもしれないね…)

あと全然関係ない話だけど、Think!っていい。いい命令形ですよ。
ともすると熱く"Don't think..."的な定型文で知ってか知らずか大事なことをごまかす心の働きってあると思うんですけど、いや考えろ!考えたほうがいいよ!あんたが私に何をしようとしてるか!って、ホントその通りだよね。考えます。こちらからは以上です。